その足のしびれ、夏の疲れのせいにしていませんか?


8月に見直したい「坐骨神経痛」と生活習慣
暑さが厳しい8月。
「外に出るのがおっくうで、座っている時間が増えた」
「お盆の帰省で、長時間車に乗った」
「冷房の効いた部屋で、同じ姿勢のまま過ごしていた」
そんな夏の生活が続いたあとに、
お尻から脚にかけて痛む
太ももやふくらはぎがしびれる
座っていると脚がつらくなる
立ち上がるときに違和感がある
といった変化を感じる方もいます。
一般的に「坐骨神経痛」という言葉は、腰からお尻、脚へ続く坐骨神経の走行に沿って現れる痛みやしびれなどを表す際に使われます。ただし、これは症状の呼び方であり、原因を一つに決めるものではありません。痛みだけでなく、感覚の変化や力の入りにくさを伴う例もあります。
夏に気をつけたいのは、「冷え」だけではありません
「冷房で身体が冷えたから悪くなった」と考えたくなるかもしれません。
しかし、冷房だけを原因と決めつけるのではなく、8月特有の生活変化を振り返ることが大切です。
たとえば、
帰省や旅行による長時間の運転
暑さを避けるために増えた座り時間
運動量の減少
睡眠不足や夏の疲労
水分不足による体調の変化
などが重なっていないでしょうか。
長時間座っていると症状が強くなる方もいるため、座る姿勢や時間、立ち上がったときの変化などを確認することが、身体の状態を整理する手がかりになります。
身体の評価では、一か所だけを見るのではなく、症状が出る動作、姿勢、歩き方、関節の動き、筋出力、日常生活の変化などを整理し、評価したうえで対応を選択し、再評価する視点が重要です。
今日から意識したい「夏の3つの習慣」
1.座り続ける時間を区切る
帰省やデスクワークでは、痛みを我慢して同じ姿勢を続けるのではなく、可能な範囲で姿勢を変えたり、休憩を挟んだりする方法があります。
「正しい姿勢を一日中保つ」ことよりも、身体の状態に合わせて姿勢を変えることがポイントです。
2.暑い日は無理をせず、動ける環境を選ぶ
運動不足が気になっても、猛暑の中で無理に歩く必要はありません。
冷房を適切に使用した室内や、比較的涼しい時間帯など、安全を確保できる環境で身体を動かす選択肢があります。
8月は熱中症への注意も必要です。厚生労働省は、暑さを避けることに加え、喉の渇きを感じる前から、こまめに水分などを補給するよう案内しています。持病などで水分摂取の指示を受けている方は、その指示を優先してください。
3.「いつ、どこで、何をすると出るか」を記録する
症状を整理するときは、痛みの強さだけでなく、
「車に何分乗ると出るのか」
「歩くと楽になるのか、強くなるのか」
「お尻、太もも、ふくらはぎのどこまで広がるのか」
「しびれだけでなく、力の入りにくさはないか」
などを記録しておくと、相談時に状態を伝えやすくなります。
「そのうち治る」と我慢し続けないでください
脚の痛みやしびれの多くが、必ずしも重大な状態を意味するわけではありません。
一方で、次のような変化を伴う場合は、一般的な身体のこりや疲労として扱わず、速やかな医療相談が必要になることがあります。
尿や便を出しにくい、または漏れてしまう
お尻・会陰部周辺の感覚がおかしい
両脚に症状が出ている
新たに脚の力が入りにくくなった
歩くことが難しくなった
発熱や悪寒を伴っている
大きな転倒や事故のあとから症状が出た
これらは重篤な状態を見落とさないために確認されることが多い項目です。
重篤な症状の見落としは、病巣の発見や標準的な医療処置の遅れにつながるため、筋骨格系の症状だけでは説明しにくい変化がないかを確認する視点が重要です。
夏を楽しめる身体は、我慢ではなく「気づくこと」から
帰省、旅行、花火大会、夏休み。
楽しみにしていた予定を、脚の痛みやしびれで諦めてしまう前に、まずは生活の中で症状が現れる場面を振り返ってみてください。
「年齢のせい」
「冷房のせい」
「いつものことだから」
と片づけず、身体からのサインを整理することが、安心して動くための第一歩です。
当院では、痛む場所だけでなく、姿勢や動作、歩行、日常生活での負担などを確認しながら、現在の身体の状態を一緒に整理していきます。
気になる痛みやしびれが続いている方は、我慢を重ねる前にご相談ください。
コラム執筆者

下村 真也
masaya shimomura
資格:
柔道整復師
経歴:
柔道整復師として豊富な経験と知識を持つ専門家です。
お客様の身体の健康と快適さを取り戻すことに情熱を注いでおり、これまでに多くのお客様の症状改善に寄与してきました。
専門分野:
現役スポーツトレーナーとして、アスリートのパフォーマンス向上とケガの予防に携わっています。
最新のスポーツ科学を駆使したトレーニングやリハビリテーション技術を提供しています。 老健施設でのリハビリテーション経験を活かし、シニア世代や機能回復が必要な方々に対しても的確な施術を行います。
患者様一人ひとりの状態に合わせたアプローチで、生活の質向上をサポートしています。
理念:
「どこに行っても改善しなかった」と感じお客様のために、根本原因を追求し、持続的な健康を目指す施術を提供することを理念としています。
施術だけでなく、生活習慣の改善やセルフケアの指導を通じて、お客様が自分自身の健康を管理できるよう支援します。
メッセージ:
「お客様が笑顔で健康な毎日を過ごせるよう、全力でサポートします。
お身体の不調でお困りの際は、お気軽にご相談ください。」
詳しくはこちらをご覧ください
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